ミニ・レビュー
ヴィヴァルディの楽想とアイディアに、ユーミンのメロディを乗せた、もうひとつの「四季」。玉木宏樹の名編曲に、D.F.Oの寺田志保が新たに手を加えて、より軽やかな響きを引き出した。アンサンブル団体による演奏らしい、ニュートラルな雰囲気が最大の魅力。
ガイドコメント
12人のヴァイオリニストによる、ヴィヴァルディの「四季」のスタイルで奏でるユーミン・ワールド。高嶋ちさ子プロデュースによる、ユーミンとヴァイオリンの双方の魅力を備えた、華やかで楽しいアルバムだ。
収録曲
01「春」第1楽章〜緑の町に舞い降りて/春よ、来い
02「春」第2楽章〜ひこうき雲/海を見ていた午後
03「春」第3楽章〜あの日にかえりたい/リフレインが叫んでる/卒業写真
04「夏」第1楽章〜白昼夢・DAY DREAM/ハートはもうつぶやかない
05「夏」第2楽章〜守ってあげたい
06「夏」第3楽章〜Hello、MY FRIEND/カンナ8号線/ワゴンに乗ってでかけよう
07「秋」第1楽章〜さざ波/雨の街を/旅立つ秋/りんごのにおいと風の国
08「秋」第2楽章〜翳りゆく部屋/中央フリーウェイ
09「秋」第3楽章〜入り江の午後3時/さざ波/ジャコビニ彗星の日
10「冬」第1楽章〜恋人がサンタクロース/ダイアモンドダストが消えぬまに/ブリザード
11「冬」第2楽章〜ノーサイド
12「冬」第3楽章〜恋人がサンタクロース/12月の雨/埠頭を渡る風