ミニ・レビュー
意外にも、これが荘村の「アランフェス」の初録音となる。アンダルシアの陽の部分だけでなく、陰の部分まできっちりと捉えており、万感の思いを深く沈潜させたかのような落ち着いた味わいが、聴き手の内にじんわりと広がる。しみじみとした感動を呼び起こす名演だ。★
ガイドコメント
2009年にデビュー40周年を迎える荘村清志による、初のアランフェス協奏曲。「ある貴紳のための幻想曲」などロドリーゴの2大協奏曲と武満徹「夢の縁へ」を収録。スペインで録音された、ギター・ファンならずとも待望の作品だ。
演奏
荘村清志(G) ファンホ・メナ指揮 ビルバオ交響楽団