ミニ・レビュー
いかにもさだまさしらしいと思わせる落語風の堂々巡りの歌なのだ。きっかけの“490円”を枕にして、ナンセンスな展開をみせながら、最後には“犬になりたい”と持ってくる強引さといい、その説得力といい、さだの口調だからできる荒業であり、歌である。
ガイドコメント
本人が弾き語りで出演する、ソフトバンクモバイル「ホワイト学割 歌番組編」CMソングを収録するシングル。“490円”以内でできる日々の小さなことを、素朴な弾き語りで淡々と歌う。さだらしい節回しと哀愁感を、テーマに引っかけた価格で楽しめる。
収録曲
01私は犬になりたい¥490 (シングル・ヴァージョン)
自身が出演したSoftBank「ホワイト学割」CMソング。490円でできることを挙げながら、でもそれだけじゃダメなんだという虚しいオチを繰り返す詞世界がさだらしい。淡々としたギターで展開しつつも、最後に“私は犬になりたい”という馬鹿馬鹿しさが絶妙。
02私は犬になりたい¥490 (シングル・ヴァージョン) (オリジナル・カラオケ)