ミニ・レビュー
オッターが原点回帰を聴かせてくれる完成度の高いアルバム。選曲、演奏、音質、すべてに心が通うシンパセティックな音楽の連なり、だからこそのバッハなのだろう。温もりのある歌声をさり気なく際立たせる、付かず離れずのモルテンセンの伴奏ぶりも見事。★
ガイドコメント
オッター自身の選曲によるバッハのアリア集。カンタータからのアリアを中心に、二重唱やシンフォニアも収録し、ヴァラエティに富んだアルバムとなっている。円熟期を迎えたオッターによる極め付けのバッハだ。
収録曲
J.S.バッハ:
01カンタータ第54番「罪に抗え」BWV54~罪に抗え
02カンタータ第197番「神は私たちの確信」BWV197~眠り込ませなさい、あらゆる煩いの苦悩を
03カンタータ第99番「神のなさることは首尾がいい」BWV99~十字架に苦さが
04「マタイ受難曲」BWV244~憐れんでください
05カンタータ第30番「喜べ、あがなわれた群よ」BWV30~来たれ、試練にさらされた罪人たちよ
06カンタータ第35番「霊も魂は驚き迷う」BWV35~シンフォニア
07カンタータ第74番「私を愛する人は、私の言葉を守るだろう」BWV74~何も私を救うことはできません
08カンタータ第12番「泣き、嘆き、案じ、怯えることは」BWV12~シンフォニア
09「ミサ曲ロ短調」BWV232~神の子羊
10「マニフィカト」BWV243~そしてその憐れみは
11カンタータ第60番「おお永遠、震撼させる言葉よ」BWV60~おお永遠、震撼させる言葉よ
12カンタータ第117番「讃美と栄光がいと高き宝にあるように」BWV117~讃美と栄光がいと高き宝にあるように
演奏
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(MS) ラース・ウルリク・モルテンセン(指揮,OG) コンチェルト・コペンハーゲン (3)(12)カーリン・ルーマン(S) (10)(11)アンデッシュ・J.ダーリン(T) (12)トマス・メディチ(T) ヤーコブ・ブロッホ・イェスペルセン(BR)