ミニ・レビュー
“小椋佳”をフル・オーケストラ、しかも男女二人のゲスト・ヴォーカルの参加を得て聴く2枚組。かつての名作から伝説に取材した歌物語までの贅沢で実験的なライヴ録音にあらためて感心したのは、まず何よりも30年前と少しも変わらないシンガー小椋の魅力だ。
ガイドコメント
東京フィルハーモニー交響楽団と競演した2007年12月27日のオーチャードホール公演の模様を収めた、小椋佳のライヴ・ベスト盤。ソフトなヴォーカルで紡がれる純文学的な詞と哀愁たっぷりのメロディによる音楽世界に酔いしれる一枚だ。
収録曲
[Disc 1]〈第1部〉
01さらば青春
02俺たちの旅
03シクラメンのかほり
04揺れるまなざし
05未熟の晩鐘
06落日、燃え
07扉の向こう (えり)
08真っ新な台本 (高橋孝)
09船旅 (小椋佳&高橋孝)
[Disc 2]〈第2部〉
01甘いオムレツ
02歌綴り「青龍の泉」
03あなたが美しいのは (小椋佳&高橋孝&えり)
04流されはしなかった (コーラス:高橋孝&えり)
05君が旅に出ると言った時には (えり)
06山河 (コーラス:高橋孝&えり)