ミニ・レビュー
平均14歳の新生アイドル・ユニット、ももいろクローバーのデビュー・シングル。別名家電アイドルの異名の彼女たち。つづみなど和楽器をバッキングに取り入れ、テクノ・サウンドとミックスさせた和洋折衷のユニークなサウンドが耳に残る。意外と時代の先端かも。
ガイドコメント
高城れに、百田夏菜子、早見あかり、玉井詩織、佐々木彩夏の5人からなる平均年齢14歳のアイドル・ユニット、ももいろクローバーの2009年7月リリースの1stシングル。イベントで歌い続けてきた楽曲の待望のCD化だ。
収録曲
01ももいろパンチ
2009年に発表された記念すべきインディ・デビュー・シングル。活劇が幕を開けるかのような長めのイントロから、和のテイストを随所に盛り込んだポップなサウンドへと流れ込む。フックとなるさまざまな仕掛けを施しつつ、初々しい恋心を歌う。
02MILKY WAY
オープニングの尺八のような音色をはじめ、初期のももクロを象徴する“和モノ”路線で味付けされたナンバー。ポップなようでどこかつかみどころのないメロディに乗せ、純粋な愛の気持ちを歌い上げる。ピコピコ音によるアクセントもキュート。
03ラフスタイル
どこか不穏な空気を醸し出す重心の低いクラブ・サウンドを軸に、アクセントとして和のテイストをさしこんだ相木清久のアレンジが冴えわたるハードなナンバー。サウンドとは裏腹に、ピュアな恋心を歌った伸びやかなメロディもユニーク。
04ももいろパンチ (Inst.)