ミニ・レビュー
結成11年目、40枚目のシングルは、“なんちゃって”と恋愛についてクールに語りながらも揺れ動く切ない乙女心を歌った。ラップ・パートもあり、アップ・テンポの中に哀愁漂うメロディが印象的。「秋麗」のバックのカッティング・ギターが効果的なアイドルらしいミディアム・ナンバー。
ガイドコメント
結成11年目にして、通算40枚目となる記念すべきシングル。恋愛に対してクールな目線で語りつつも、結局は彼氏の一言二言に振り回されてしまう乙女心を歌った、モー娘。の十八番的ラヴ・ソングだ。
収録曲
01なんちゃって恋愛
大人の恋愛への憧れを描いた歌詞が女の子の共感を呼ぶ40thシングル。ノリのいいダンス・ミュージックかと思いきや、途中ラップを披露するなど全体的にクールな仕上がりになっている。弦一徹ストリングスによるドラマティックなアレンジも聴きごたえあり。
02秋麗 (あきうらら)
歪んだギター・リフから始まるミディアム・チューン。裏打ちのリズムにのせた切なさ漂うメロディを、時に色っぽく時にキュートに歌う。変わりやすい秋の空と女性の心情を描いたような歌詞も思わず深読みしてしまう。
03なんちゃって恋愛 (Instrumental)