ブラームス:交響曲第3番他　スクロヴァチェフスキ / 読売日本so. [SA-CDハイブリッド]

ミニ・レビュー

これまでの東京芸術劇場での第１、２番よりも、オーケストラの鳴りがすばらしい。演奏会場がサントリー・ホールであることも影響しているだろうが、録音の状態もいちばん良い。スクロヴァ＆読響にとって最上のコラボレーションと言える。熱気あふれる快演だ。

ガイドコメント

読響とのブラームス交響曲全集の第3弾。徹底した細部の磨き上げと全体の構築の仕上げとのバランスが絶妙な、練達の技といえる演奏だ。チャイコフスキーの弦楽セレナードでも読響の合奏力が光っている。

ニュース

収録曲

ブラームス:

01交響曲第3番ヘ長調op.90

02弦楽のためのセレナードハ長調op.48

仕様

SA-CDハイブリッド仕様

演奏

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮読売日本交響楽団

録音

(1)2008.9 (2)2009.3

アーティストおよび作曲家

読売日本交響楽団
読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビ放送のグループ3社を母体として1962年に設立されたオーケストラ。愛称は“読響（よみきょう）”。若杉弘、レークナー、アルブレヒトら世界的指揮者が常任指揮者を歴任し、2010年4月にシルヴァン・カンブル……

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
1923年10月3日生まれ、ポーランド・リヴィウ（現・ウクライナ）出身の指揮者／作曲家。愛称は“ミスター・S”。4歳からピアノとヴァイオリンを始め、7歳で作曲、11歳でピアノ・リサイタル、13歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を指揮と神……

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
1840年生まれ。1893年没。ロシア出身。官吏となったあと、ペテルブルク音楽院の第1期生となる。ヨーロッパ各地に滞在し、フォン・メック夫人の援助を受け作曲に専念。指揮活動も行ない米国にも渡る。作風は西欧の伝統を受け継いだ折衷派と呼ばれるも……

ヨハネス・ブラームス
1833年生まれ。1897年没。バッハ、ベートーヴェンと並び3大Bと呼ばれる、ドイツ・ロマン派の作曲家。ピアニストとして活躍し、シューマンに見出され、強くドイツ古典派を意識した作品を作り、ハンスリックに支持される。オペラの作品はない。……

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