ガイドコメント
好評の前作から約5ヵ月という短いインターバルとなる、2009年9月16日リリースのカヴァー・アルバム第2弾。長女の名前を冠した前作『つるのうた』に続き、本作タイトルは次女の名前から。ストレートな情熱が伝わる歌唱が再び味わえる。
収録曲
[Disc 1]
01未来予想図2
DREAMS COME TRUEのヒット曲のカヴァー。女性目線の曲をハスキーな声で見事に歌い上げ、サビの壮大なストリングスにも劣らない堂々とした味わいのあるヴォーカルに耳を引かれる。男性らしい強さが感じられる一曲に仕上がっている。
02ラヴ・イズ・オーヴァー
女性の複雑な恋心を情熱的に歌い上げる一曲。ハスキーな歌声が歌詞の雰囲気にマッチし、まるで自分のもののようにすんなりと曲の世界観に入っている。欧陽菲菲のような艶っぽさはないが、つるのなりの奥深さを感じさせる。
03HOWEVER
キーの高い原曲の雰囲気を壊すことなく、繊細かつ力強く歌うGLAYの名曲のカヴァー。ストレートに感情を表現したサビの熱い歌唱がつるのらしい。気持ちのよい躍動感あるキーボード・アレンジが新鮮。
04レイニーブルー
徳永英明の奥深さとはまた違った味わいを見せるナンバー。優しいメロディに乗せて“レイニーブルー”と歌うサビでは、ハスキーな声で哀愁を漂わせながら、歯切れの良さい歌唱で爽やかさを感じさせている。
05君となら
結婚ソングということもあり、妻子持ちのつるのが非常に感情移入して歌うことができたというTUBEの名曲。柔らかく繊細な歌唱から熱く想いを込めたストレートな歌唱まで、彼の表現の幅広さを感じることができる。壮大なストリングスも印象的。
06愛をくれよ
つるのがエキストラとして出演したドラマ『青春の影』の主題歌となった福山憲三の楽曲のカヴァー。若さゆえの不安や希望を、感情をぶつけるようにストレートに歌う。まさに彼にとっての青春ソングだ。
07さよならの向う側
一見難しい曲のように思えるが、表現豊かな彼の歌唱により山口百恵のオリジナルとはまた一味違った、爽やかな雰囲気に仕上がっている。ストリングスやホーンの豪華なサウンドをバックに、丁寧に歌われる英語詞のパートにも注目。
08ビューティフル・ネーム
名前の素晴らしさを綴った幸せあふれる詞を陽気なサウンドに乗せて歌うゴダイゴの名曲のカヴァー。バックのブラス・バンドに混ざりつるのもトランペットを披露。自身の子どもたちの笑い声も入ったパーティ・ソングとなっていて、楽しそうな歌声が印象的だ。
09君だけを守りたい
自身が主役を努めた『ウルトラマンダイナ』エンディング・ソングを自らがカヴァー。ギターにROLLY、ドラムに元LUNA SEAの真矢ら豪華メンバーを迎え、当時の熱い思いを胸に力強く歌ったロック・ナンバーだ。
10翳 (かげ)りゆく部屋
別れの悲しみを綴った哀感あふれる詞ではあるが、パイプオルガンの優しい響きからは温かさと希望が感じられるナンバー。ハスキーな男らしい声がユーミンのオリジナルよりも力強い印象を持たせ、曲に深みと壮大さを与えている。
11夢
トータス松本の歌唱に負けないぐらい熱いパッションが伝わってくる、彼なりの魂をぶつけたナンバー。彼女へのまっすぐな想いを歌った迷いのない声が、哀愁と温もりが入り混じるサウンドとマッチしている。自身によるギターも聴くことができる。
12笑顔のまんま (LIVE version) (つるの剛士 with BEGIN)
作詞・作曲を担当したBEGINとともに演奏したライヴ・ヴァージョン。ヴォーカルはほとんどBEGINの比嘉が担当。明石家さんまが制作に加わった前向きで明るい歌詞と、つるのもウクレレで参加した陽気なサウンドが元気を与えてくれる。
[Disc 2]〈DVD〉
01未来予想図2 (Music Video)
02笑顔のまんま (LIVE version Music Video) (つるの剛士 with BEGIN)
03ビューティフル・ネーム (Document Music Video)
04さよならの向う側 (au Exclusive Live リニューアルイベント@Billboard Live TOKYO)