ミニ・レビュー
驚きの妙技である。難曲に次ぐ難曲、難技巧に次ぐ難技巧をものともせず、ちょっと信じられないような響きと多彩な表現をオーボエから引き出す。そのあまりの超絶ぶりへ耳が吸い寄せられることに抵抗できない。収録作品もことごとく意趣に富む。★
ガイドコメント
世界のトップ・オーボエ奏者、インデアミューレの現代作品集。協奏曲版を既に録音している「迦楼羅」だが、オーボエ・ソロに書き直しての収録だ。バロックからロマン派までを柔らかな音で演奏した、新たな魅力が窺える一枚だ。
収録曲
01迦楼羅 (西村朗)
02オーボエのためのセクエンツァ7a (ベリオ)
03オーボエのための6つの練習曲 (シルヴェストリーニ)
04ピリ (尹伊桑)
05アレフ (カスティリオーニ)
録音
(1)2007.12 (2)2006.10 (3)(4)2006.5 (5)2006.12