ミニ・レビュー
長年の沈黙を破って録音再開したエデルマンの3枚目は、彼が得意とするショパン・アルバム。大地にシッカリと根を張ったようなスケールの大きな演奏。まさにベテランの面目躍如。自在なテンポの揺れやルバートの扱いなど、すばらしい味を堪能させてくれる。
ガイドコメント
トリトーンからは3枚目となる、エデルマンのショパンのバラード全集。オーソドックスかつ深い表現力を備えた先の2枚では、優れたピアニストとして非常に高い評価を得たが、本作でも緻密さとスケールの大きさを併せ持った魅力的なショパンを披露している。
収録曲
ショパン:
01バラード第1番ト短調op.23
02バラード第2番ヘ長調op.38
03バラード第3番変イ長調op.47
04バラード第4番ヘ短調op.52
05舟歌嬰ヘ長調op.60
06幻想曲ヘ短調op.49
07ポロネーズ第7番変イ長調op.61「幻想ポロネーズ」