ミニ・レビュー
プレヴィン30代前半の録音(世界初CD化)。冒頭3曲の快活でノリの良い演奏も魅力だが、聴きものはリーバーソン。平行5度など和声学をネタにしたり、バッハやショパンの様式を風刺したりと知的なユーモアにあふれた作品だ。これを初見で弾いたという逸話には驚嘆。
ガイドコメント
ジャズ・ピアニストとして人気を博していたプレヴィンが、子供のために書いた作品ばかりを演奏した企画盤。モーツァルトのキラキラ星変奏曲など単純簡潔なものが多いが、若きプレヴィンの才気がみなぎった、センスあふれる演奏が楽しめる。
収録曲
01キラキラ星の主題による変奏曲K.265 (モーツァルト)
026つのこどものための小品集op.72 (メンデルスゾーン)
032つのピアノ小品 (ムソルグスキー)
04上達した子供あるいは上達の遅い大人のためのピアノ小品集 (リーバーソン)