ミニ・レビュー
2009年いっぱいで活動を休止する絢香の4年間の活動を集大成したベスト。デビュー曲「I believe」など配信限定も含むシングル曲を集めた全16曲入り。バラードのイメージが強いがアップ・テンポな「For today」など音楽性が幅広い。初回限定盤は2枚組で、投票で選ばれたカップリング曲を収録。
ガイドコメント
2009年9月23日リリースのベスト・アルバム。デビュー作「I believe」から、コブクロとのコラボ曲「WINDING ROAD」「あなたと」を含む、「みんな空の下」までのシングルA面をコンプリート。絢香の集大成といえる保存盤だ。
収録曲
01I believe
2006年2月発表の記念すべきデビュー・シングル。自分を信じてまっすぐ歩いてゆこうという強い意志が感じられるミディアム・バラードで、ストリングスとともに芯の通った歌声がしっとりと響き渡る。TBS系日曜劇場『輪舞曲-ロンド-』主題歌。
02melody
5万枚限定生産シングルとして2006年に発表した2ndシングル。音楽に対する絢香の想いを詰め込んだ歌詞を、優しく、そして力強く高らかに歌い上げたポップ・チューン。爽快感あふれるギター・サウンドが心地よい一曲だ。
03Real voice
フジテレビ系ドラマ『サプリ』の主題歌に起用された2006年7月発表の3rdシングル。躍動感あふれる夏にぴったりのロック・ナンバー。元気がないときにパワーを分けてくれるような前向きな歌詞をエネルギッシュに歌い上げている。
04三日月
遠距離恋愛をテーマに描いたラヴ・バラード。離れていても、同じ空の下で距離を越えて繋がっているんだと、三日月に想いをはせる歌詞が甘く切ない。天を仰ぐように透明感のある声で歌い上げている。
05WINDING ROAD (絢香×コブクロ)
コブクロとの番組共演をきっかけに3人で共作したミディアム・ナンバー。絢香のクリーンな声、小渕の高音、黒田の力強さが絶妙に絡み合い、 抜群のハーモニーを生み出している。明日への希望をテーマに描いた元気になれる一曲。日産「キューブ」CMソング。
06Jewelry day
田村正和主演の映画『ラストラブ』の主題歌に起用された5thシングル。切なく甘い歌声で愛する人への感謝の気持ちを表したスロー・ナンバー。アコースティック・テイストのしっとりとしたメロディが穏やかに響く。
07CLAP&LOVE
アグレッシヴかつダイナミックに歌い上げたアッパー・ロック・チューン。人生のなかでの寄り道さえも楽しもう、と勢いよく突き進む様子を描いている。これまでの絢香とは一味違った強気の姿勢が印象的だ。TBS系ドラマ『地獄の沙汰もヨメ次第』主題歌。
08Why
ゴスペル・テイストに仕上げた哀愁漂うミディアム・スロー・ナンバー。落ち着いたリズムのサウンに、と安定感のあるヴォーカルが力強く響く。PSP専用ソフト『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-』テーマソング。
09For today
パンチのある太い歌声が魅力の爽快感あふれるアッパー・ロック・チューン。失敗したり落ち込んだりしたときに聴くと元気を分けてもらえるような、パワーあふれるビタミン的ナンバーだ。2007年11月リリースの配信限定シングル。
10手をつなごう
映画『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』の主題歌となった2008年3月発表の7thシングル。台本からドラえもんの世界観をとらえ、友情や勇気をテーマに歌詞を書き下ろした心温まる一曲だ。アコギが優しく響くナチュラルなサウンドが心地良い。
11愛を歌おう
7thシングル「手をつなごう」と両A面で発表された爽やかなミディアム・ポップ・チューン。愛と未来をテーマにした恋人に語りかけるような歌詞が温かい一曲。しっかりとしたヴォーカルで、優しく包み込むようにのびのびと歌い上げる。
12おかえり
伸びのある優しいヴォーカルで歌い上げるキャッチーなポップ・チューン。待っていてくれる人がいること、帰る場所があることの素晴らしさが、“おかえり”の一言に込められている。フジテレビ系ドラマ『絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜』主題歌。
13あなたと (絢香×コブクロ)
「WINDING ROAD」に続く、絢香×コブクロによる第2弾シングル。大切な人とともに描く未来を歌った優しく愛おしいスロー・ラヴ・バラード。それぞれの特徴を生かしながら、甘く柔らかいヴォーカルで包み込むように歌い上げている。
14夢を味方に
ゴスペル調の清々しいサウンドにのせて、“今を 駆けぬけてみようよ”と歌うミディアム・ナンバー。“君にしかない その翼広げて”といった、前進する勇気をくれるメッセージが満載の応援歌だ。不安や壁にぶち当たってしまったときにおすすめの一曲。
15恋焦がれて見た夢
スキマスイッチの常田真太郎がプロデュースした、切なさあふれるスロー・ナンバー。別れた恋人への想いを断ち切れずにいる女性のセンチメンタルな気持ちを綴ったラヴ・バラードだ。テレビ東京系アニメ『クロスゲーム』のエンディング・テーマ。
16みんな空の下
花王『アジエンス』CMソングに起用された2009年7月発表の11thシングル。“生きる”をテーマに制作した清涼感のあるミディアム・ナンバー。涼しげなストリングス・サウンドと芯の通った力強いヴォーカルが、生命力や躍動感を感じさせる一曲だ。