ミニ・レビュー
ラン・ラン初の室内楽録音。しかし、アンサンブルの土台を築いているのはマイスキー。でも彼は特に引っ張ることなく、残る二人が自在に動き、持ち味を十分発揮できるように取りなしている。特にラン・ランの瑞々しい音色は印象的だ。レーピンも慎ましやか。
ガイドコメント
人気、実力ともにトップクラスの3人のソリストによる魅力的な作品。“悲しみの三重奏曲”をテーマに、友人のニコライ・ルビンシテインの死を悼んで書かれたチャイコフスキーの作品と、それを手本にしたというラフマニノフの作品を収録している。
収録曲
ラフマニノフ:
01悲しみの三重奏曲第1番ト短調
チャイコフスキー:
02ピアノ三重奏曲イ短調op.50「偉大な芸術家の想い出に」
演奏
ラン・ラン(P) ワディム・レーピン(VN) ミッシャ・マイスキー(VC)