ミニ・レビュー
インドとNY録音の本作はボナの音楽がすでにユニバーサル(宇宙的)境地に達していると強く感じさせる。インドの風を運ぶ「シヴァ・マントラ」「クルマレテ」「ソウレマネ」もカントリー色濃厚の「アフリカン・カウボーイ」でも、その民俗色は一構成要素であって、トータルで聴けば、それらが渾然と混じり合った無双のボナ・サウンドへの昇華が実感できる。★
ガイドコメント
万人が認める天才ベーシストとしてひっぱりだこのリチャード・ボナ。多忙な中で制作された2009年のリーダー作は、多数のミュージシャンを巻き込みながらブルースという大きなテーマに挑んだ力作だ。
演奏
リチャード・ボナ(VO,(2)〜(11)B,(2)(3)(5)〜(11)G,(5)(6)(8)(10)DS,(2)(3)(5)〜(8)(10)(11)PERC,(2)(3)(5)(6)(8)(11)KEY,(7)MANDOLIN,(10)SAMPLES) (2)(3)(5)(11)マーシャル・ギルケス(TB) (2)(3)(5)(11)マイケル・ロドリゲス(TP) (3)(4)(7)(9)(11)オベッド・キャルヴェア,(6)(7)ジョジョ・クゥオ(DS) (2)(3)(5)(9)(11)ボブ・レイノルズ(SAX) (3)(9)グレゴア・マレ(HCA) (4)シルヴァン・リュック(G) (4)ジャン・ミッシェル・ピルク(P) (5)(7)クリスチャン・ハウス(VN) (5)(8)バイロ・バア(FL) (7)ライアン・カバナー(BANJO) (2)シャンカール・マハデヴァン,ナンディニ・スリカール,(3)フランク・マッコム(VO) 他