ミニ・レビュー
イタリア出身の若きピアノの鬼才によるECM第2弾。デンマーク出身のリズム隊を擁したトリオは、クラシカルな佇まいと脱構築的な即興性を活かしながら、透徹な美意識に貫かれた、優雅な心象風景を描き出す。ヨーロッパの名門レーベルに新時代を切り開く力作。
ガイドコメント
すでに美しいソロ作品もリリースしており、一目置かれるイタリアのピアニスト、ステファノ・ボラーニ・トリオが2009年に発表したアルバム。初のトリオ・フォーマットであり、とっつきやすく全体的にバラード色の強い仕上がりだ。
収録曲
01DOM DE ILUDIR
02ORVIETO
03EDITH
04BRIGAS NUNCA MAIS
05IL CERVELLO DEL PAVONE
06UN SASSO NELLO STAGNO
07IMPROVISATION 13 EN LA MINEUR
08ASUDA
09JOKER IN THE VILLAGE
演奏
ステファノ・ボラーニ(P) イェスパー・ボディルセン(B) モーテン・ルンド(DS)