ミニ・レビュー
バッハ家の伝統はオペラにも生きていた。カストラートの高度なテクニックと美声を蘇らせたかのような歌唱をきかせるジャルスキーが、クリスチャン・バッハの忘れられたオペラ作品に大きく光を当てた。(良い意味で)若さに満ちた響きと柔軟な表現力で選ばれたアリアの一つひとつに生気を注ぎ込む。★
ガイドコメント
ジャルスキーのソロ第4弾。自在な発声と力強さを持つジャルスキーの、世界初録音を含むJ.C.バッハのオペラ・アリア集で、大バッハの末っ子、オペラにも力を注いだクリスチャンの真価に触れられる一枚だ。
収録曲
J.C.バッハ:
01歌劇「スキピオの慈悲」~戦士は戦い
02歌劇「アルタセルセ」~どうして死刑が遅れているのか
03コンサート・アリア「聞いてくれ、行かないでくれ・・・」
04コンサート・アリア「私の大切な人に」
05歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」~その掟を受けます
06歌劇「シリアのアドリアーノ」~愛しい人、甘い炎よ/敵のすべて、そして罪ある者
07歌劇「カラッターコ」~不実な女カルティスマンドゥアよ!/恐怖して
08歌劇「アルタセルセ」~いいや、運命にはない/過酷さの海へ水を切って進もうと
09コンサート・アリア「よろしい、行くように・・・」
10コンサート・アリア「私は君を残して行くが」
11歌劇「テミストクレス」~私に去るようにと?
演奏
フィリップ・ジャルスキー(C-T) ジェレミー・ロレール指揮 ル・セルクル・ドゥ・ラルモニー