ミニ・レビュー
デュオのフォーマット自体はありがちだが、キュートな表情のヴォーカルと隙あらば脱線していく奔放なピアノという組み合わせが新鮮なジャズを表出。はじけるピアノに感応して快活なスキャットを披露する「ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス」、7拍子の「サマータイム」、音の断片が寄り集まったようなギクシャクした展開が印象的な「イパネマの娘」などがいい。
ガイドコメント
EMiKO VOiCEとスガダイローという二人の個性派ミュージシャンが、有名なジャズのスタンダード・ナンバーを奔放に演奏した一枚。ヴォーカルはキュートに、ピアノは適度にアブストラクトに響く。
収録曲
01YARDBIRD SUITE
02SHINY STOCKINGS
03JUST ONE OF THOSE THINGS
04SOLITUDE
05SUMMERTIME
06SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
07THE GIRL FROM IPANEMA
08CONFIRMATION
09CARAVAN
10HONEYSUCKLE ROSE
11ラストダンスは私に
12EVERYTIME WE SAY GOODBYE
演奏
EMiKO VOiCE(VO) スガダイロー(P)