ミニ・レビュー
米セントルイス出身バンドの4タイトルが紙ジャケ再発。初期2作はオリジナル・ジャケ&内袋を再現。サード『ハズ・エニィワン〜』は88年にザ・セントルイス・ハウンズ名義で出たアナログ・ジャケが採用され、93年の復活作『彷徨える大国』はCDジャケをアナログ風にアレンジしている。いずれも、ライヴ・テイク(音質はそこそこ)を中心にボーナス曲を追加し、デビュー作『禁じられた掟』(75年)には、デヴィッド・サーカンプ(vo)が69年にタッチなるバンドと録音した超レアな楽曲が収録。サウンド面では、咽び泣くようなサーカンプの高音ヴォイスが何より特徴的で、ヴァイオリンとフルートが叙情味を増幅する『禁じられた掟』はプログレ風ながら、セカンド『条件反射』(76年)以降、シンプルな歌モノ路線を推し進め、よりコンテンポラリーな『彷徨える〜』へと帰着する。
収録曲
01JULIA
02LATE NOVEMBER
03SONG DANCE
04FAST GUN
05NATCHEZ TRACE
06THEME FROM SUBWAY SUE
07EPISODE
08PRELUDIN
09OF ONCE AND FUTURE KINGS
10THEME FROM SUBWAY SUE
11PRELUDIN
12I WISH IT WOULD RAIN
13RAINBOW