ミニ・レビュー
ウィンナ・ワルツを振っても、クナはクナ。小気味よく、ときにはチャーミングな表情まで見せてくれるけれど、スケールの大きな表現は他の追随を許さない。当時はモノラルからステレオへの過渡期。3曲を選んでモノラル音源も収録。ぜひ比較してみてほしい。
ガイドコメント
クナッパーツブッシュのステレオ第3弾。ユニークなウィンナ・ワルツ、ポルカ集として、ファンには人気のアルバムだ。クナッパーツブッシュの類い稀なユーモア・センスが満喫できる。音も鮮明に蘇った。
収録曲
01ラデツキー行進曲op.228 (J.シュトラウス1世)
02ワルツ「バーデン娘」op.257 (コムツァーク)
03アンネン・ポルカop.117 (J.シュトラウス2世)
04加速度円舞曲op.234 (J.シュトラウス2世)
05トリッチ・トラッチ・ポルカop.214 (J.シュトラウス2世)
06ワルツ「ウィーンの市民」op.419 (ツィーラー)
07ポルカ「うわき心」op.319 (J.シュトラウス2世)
08ワルツ「ウィーンの森の物語」op.325 (J.シュトラウス2世)
09ワルツ「バーデン娘」op.257 (コムツァーク)
10アンネン・ポルカop.117 (J.シュトラウス2世)
11トリッチ・トラッチ・ポルカop.214 (J.シュトラウス2世)
演奏
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (8)カール・ヤンチェク(ツィター)