ミニ・レビュー
チェロの藤森亮一とピアノの武本京子による2枚目のアルバム。ラフマニノフとピアソラの作品を収める。藤森はN響首席奏者としての情熱的な演奏で知られるが、このアルバムでは優しい語り口に彼の魅力が感じられる。武本もまろやかな音色が印象的だ。
ガイドコメント
NHK響の首席チェリスト、藤森亮一のラフマニノフとピアソラ。すでにマイスターミュージックからは多くのCDを、エクストンからはショパンの作品集を出している。武本京子との息の合ったアンサンブルによって、そのコントラストを明確にしている。
収録曲
ラフマニノフ:
01チェロ・ソナタ ト短調op.19
ピアソラ:
02アディオス・ノニーノ (橋本剛編)
ラフマニノフ
03「パガニーニの主題による狂詩曲」op.43〜第18変奏 (ヨーク編)
ピアソラ:
04リベルタンゴ (橋本剛編)
ラフマニノフ:
05ヴォカリーズop.34-14 (ローズ編)
ピアソラ:
06グランタンゴ
07エスクアロ (鮫) (橋本剛編)