ミニ・レビュー
2008年にフランス人としては初めてウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートの指揮台に立ち、大成功を収めたプレートルが2年後に再び戻ってきた。86歳になる彼が「こうもり」序曲などでニュアンスに富む、矍鑠たる指揮を披露する。
ガイドコメント
フランス人指揮者として初めて、ウィーンのニューイヤー・コンサートの指揮台に立ったプレートルの、2度目の登場となった2010年のコンサートを収録。85歳となったプレートルの珠玉の演奏が楽しめる。
収録曲
[Disc 1]〈第1部〉
01喜歌劇「こうもり」序曲 (J.シュトラウス2世)
02ポルカ・マズルカ「女心」op.166 (ヨーゼフ・シュトラウス)
03ポルカ・フランセーズ「クラプフェンの森で」op.336 (J.シュトラウス2世)
04ポルカ・シュネル「恋と踊りに熱狂」op.393 (J.シュトラウス2世)
05ワルツ「酒・女・歌」op.333 (J.シュトラウス2世)
06常動曲op.257 (J.シュトラウス2世)
07喜歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲 (ニコライ)
08ワルツ「ウィーンのボンボン」op.307 (J.シュトラウス2世)
[Disc 2]
01シャンペン・ポルカop.211 (J.シュトラウス2世)
02ポルカ・マズルカ「心と魂」op.323 (J.シュトラウス2世)
03ギャロップ「パリの謝肉祭」 op.100 (J.シュトラウス1世)
04喜歌劇「ライン川の水の精」序曲 (オッフェンバック)
05カドリーユ「美しきヘレナ (エレーヌ)」 (E.シュトラウス)
06ワルツ「朝刊」op.279 (J.シュトラウス2世)
07シャンペン・ギャロップ (ロンビー)
08ポルカ・シュネル「狩にて」op.373 (J.シュトラウス2世)
09新年の挨拶
10ワルツ「美しく青きドナウ」op.314 (J.シュトラウス2世)
11ラデツキー行進曲op.228 (J.シュトラウス1世)
演奏
ジョルジュ・プレートル指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団