ミニ・レビュー
87年作。30年を超えるグループの歴史の中でも先進性、芸術性とポピュラリティが最も高い次元で結びついた作品といえるだろう。飛翔感に満ちていて広大な風景がイメージできる「ミヌワノ(68)」、郷愁を具現化した音楽で男声コーラスが胸を打つ「ラスト・トレイン・ホーム」、スリリングかつパワフルに展開する「サード・ウィンド」など、いずれも楽想が圧倒的。
ガイドコメント
ブラジリアンな香りを漂わせながらも、どこを切ってもメセニー印という87年の傑作。ゲフィン在籍時の最初のアルバムであり、トータルでも楽曲単位でも、そのスケールの大きさ、クオリティは群を抜いている。
収録曲
01MINUANO
02SO MAY IT SECRETLY BEGIN
03LAST TRAIN HOME
04(IT'S JUST) TALK
05THIRD WIND
06DISTANCE
07IN HER FAMILY
演奏
パット・メセニー(G) ライル・メイズ(KEY) スティーヴ・ロドビー(B) ポール・ワーティコ(DS) アーマンド・マーサル(PERC,VO) マーク・レッドフォード,ディヴィッド・ブラマイアーズ(VO)