ミニ・レビュー
これら2作から想起される豪壮華麗や圧巻白熱といった直情的イメージとは間合いを置き、発止と魅せる部分はそれはそれ、細部の響きに冷静に耳を働かせて背後に漂うリリシズムを掬い取って清新。独奏部分など協奏曲であることを忘れるほどシンと引き寄せられる。
ガイドコメント
アリス=紗良の3作目は、初の協奏曲アルバムとなった。チャイコフスキーはライヴ、リストはスタジオ録音で、高いテクニックと豊かな歌心を持った彼女にふさわしいカップリングといえる。
演奏
アリス=紗良・オット(P) トーマス・ヘンゲルブロック指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団