ミニ・レビュー
今やSMAPに若返りで勝り、こと気やすさに限っては嵐をもしのぐ(?)勢いの彼ら。ミディアム・バラードのこの「冬恋」でも、デビュー当初の安っぽさがうそのように風格を発揮。これぞ人気が授ける輝きだろう。カップリングの「君の歌をうたう」では従来のひょうきんさも押さえ、サービス怠りない。
ガイドコメント
3日間連続リリースのクリスマス・スペシャル企画「GIFT」第一弾となる、2009年12月23日発表の11thシングル。クリスマスにぴったりのウインター・ソング「冬恋」「君の歌をうたう」を収録した“白”盤。
収録曲
01冬恋
せつないメロディ・ラインにストリングスを全編に配した王道のバラード。別れた恋人を想いながら一人涙する主人公の胸のうちを素直な言葉で綴ったラヴ・ソングだ。言えなかった“ごめんね”の後悔や、“サヨナラが言えない”と歌うひたむきさが沁みる。
02君の歌をうたう
ジャジィでお洒落なミッド・ナンバー。陽気なサウンドだが、内容はクリスマス・イヴに昔の恋人のために作った歌を一人で歌うという、思わず泣き笑いの一曲。“いつまでも一緒だよ”を“さようなら”に換えたら歌えなくなったというのがせつない。