ミニ・レビュー
桜にちなんだ曲で森山直太朗は“独唱”だったけど、AKB48のこの15枚目のシングルは“合唱”で、旅立つ人を応援してくれている。アイドルのシングルとしては珍しい形式の「桜の栞」だが、飛ぶ鳥を落としまくっている彼女たちだから、卒業式の定番ソングとして歌い継がれていくはず。で、やっぱり元気にはじけたいなら「マジスカロックンロール」「遠距離ポスター」を。
ガイドコメント
アキバはもとより海外にも活動の幅を広げているAKB48の、2010年2月発表の15thシングル。別れと旅立ちをテーマに、メンバーが同世代のファンに贈る卒業ソング「桜の栞」ほかを収録。
収録曲
[Disc 1]
01桜の栞
思い入れの深い“桜”シリーズのなかでも最も卒業式ソングらしい。端正な鍵盤の上で、青春の象徴である桜の花について合唱するピュアな曲だ。「AOKI×AKB48 フレッシャーズ48コーデ 新生活篇・初めてのスーツ篇」CM起用のメジャー15thシングル。
02マジスカロックンロール
冒頭の“マジにならなきゃ、勝てねえよ”のセリフからツッパリ青春モード全開。“タイマン”や“喧嘩上等”などヤンキー言葉が飛び出すが、どうしてもどこか可愛らしくなってしまうのはご愛嬌。コミカルなアイドル・ロックンロールだ。
03遠距離ポスター (歌:チームPB)
グイグイ進むビートが生む活気あるサウンドは、まさに王道アイドル・ソング。ポスターの中で微笑むアイドルを遠距離の恋人に見立てた、ファン目線での詞が新鮮。メジャー15thシングル「桜の栞」カップリングのチームPBによるアッパー・ポップ。
04桜の栞 (off vocal ver.)
05マジスカロックンロール (off vocal ver.)
[Disc 2]〈DVD〉
01桜の栞 (music clip)
02マジスカロックンロール (music clip)
03遠距離ポスター (music clip)
04永久保存版「卒業おめでとう」映像