ミニ・レビュー
J.パウルの小説にインスパイアされて書いた曲だけに文学的な側面が強いことも確かだが、オラモは、そんな思わせぶりな演奏はしない。どの楽器を、どのフレーズをどう浮き立たせるか、マーラー独特の響きをどう響かせるか、そいつを徹底的に突き詰めている。そこから自ずと物語は浮かび上がってくる。★
ガイドコメント
オラモの2枚目のマーラー。首席を務めるストックホルム・フィルとは初のマーラーで、弦の美しさと金管のパワーとの対比、独自のテンポ設定や音色感など、オラモの個性が際立つ注目盤だ。
演奏
サカリ・オラモ指揮 ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団