ミニ・レビュー
ヴォロドスの天才ぶりを強烈に印象付ける2枚組。スクリャービンにおける弱音の神秘性や、ラヴェルでの絶妙なテンポ設定や間が醸す余韻など、重厚なピアニズムと圧倒的な技術を駆使しながら、時として思いがけないほどの繊細でロマンティックな詩情を提示。その振れ幅の大きさに思わず脱帽。★
ガイドコメント
97年のデビュー盤以来、発表するアルバムが常に注目を浴び続けてきたヴォロドスの、ウィーンはムジークフェラインザールでのライヴ盤。彼のヴィルトゥオジティぶりと、繊細で豊かな音楽性とを聴かせる選曲だ。
収録曲
[Disc 1]
014つの前奏曲op.37~第1曲 変ロ短調 (スクリャービン)
0224の前奏曲op.11~第16曲 変ロ短調 (スクリャービン)
034つの小品op.51~第4曲「やつれの舞曲」 (スクリャービン)
042つの舞曲op.73~第1曲「花飾り」 (スクリャービン)
05ピアノ・ソナタ第7番op.64「白ミサ」 (スクリャービン)
06高雅にして感傷的なワルツ (ラヴェル)
[Disc 2]
01森の情景op.82 (シューマン)
02巡礼の年第2年「イタリア」より第7曲「ソナタ風幻想曲」~ダンテを読んで (リスト)
03オルガン協奏曲第5番ニ短調BWV596~シチリアーノ (J.S.バッハ)
0416の子供のための歌op.54~舟歌 (チャイコフスキー)
053つの小品op.45~第1曲「アルバム・リーフ」 (スクリャービン)