ミニ・レビュー
74年結成のプログレ・バンドのリマスタリング再発。『風魔』は82年と83年の2回のライヴから抜粋し、出たばかりのデビュー作から外した佳曲「都市の情景」をはじめとして、ダイナミックなロックを展開する。83年3月の一日分のライヴの『乱』は長い曲中心に構成し、メロトロンも使った伸びやかな音と繊細な歌声も印象的な白熱の名演だ。『ライヴVOL.4』はキング・クリムゾンのコピー・バンド“まどろみ”名義での76年のライヴ。『暗黒の世界』と『レッド』の曲だけなのが興味深い。『五蘊』は12年ぶりの95年のサード。須磨邦雄(g,vo)が言う“アフロ・プログレ”の佇まいのユニークな音で、当時の8人編成体制を活かして80年代頭のトーキング・ヘッズも思い出す。そして4人編成での97年の4作目『狂暴な音楽』は、残虐に響くギターをはじめとして激しい音に進化した。