ミニ・レビュー
ひとつひとつの音に意味を見出し、入念に弾き込んでいく。指の高速回転で聴衆を沸かせるピアノとは正反対の音楽性。作品が必要としている音を熟考しつつ紡ぎ出す彼の響きには深さがある。聴き慣れたはずのモーツァルトが心に染みる。リストの研ぎ澄まされた音も聴きものだ。
ガイドコメント
田村響は、2007年のロン=ティボー国際コンクールに20歳で第1位に輝いた逸材。その田村の第3弾、TRITONからの初のアルバム。田村の自信のほどがうかがえる選曲で、彼の表現力の幅広さが伝わってくる。
収録曲
01イタリア協奏曲 (J.S.バッハ)
02ピアノ・ソナタK.331 (モーツァルト)
03バラード第2番 (リスト)
04巡礼の年第2年「イタリア」~ダンテを読んで (ソナタ風幻想曲) (リスト)