ミニ・レビュー
グレッグ・レイクがEL&P休止〜エイジア加入までに残したソロ2枚と同時期のライヴ作、ウェブのみで販売されていたアンソロジー2枚が一挙紙ジャケ化。いずれもSHM-CD仕様で、書き下ろしライナー付き。『〜&ゲイリー・ムーア』という邦題の第1作(81年)は本来セルフ・タイトルで、実際ゲイリーは全曲参加ではないが、彼が書いた曲(共作含む)では十分その個性が窺える。続く『マヌーヴァーズ』(83年)も同様で、ハード・ロックからバラードまでを網羅するという点でもこの2作には共通点が多い。81年11月のロンドン公演を収めた『イン・コンサート』(95年)はもともとラジオ音源で、ゲイリーが弾くEL&P、キング・クリムゾンの楽曲がレアだ。そして、『フロム・ジ・アンダーグラウンド』のVOL.1(98年)&『〜2』(2003年)は、60年代からのグレッグのキャリアを総括した、貴重音源満載の編集盤となっている。
ガイドコメント
EL&Pのベーシストが81年に発表したソロ・デビュー・アルバム。ゲイリー・ムーア、マイケル・ジャイルスら、そうそうたる参加ミュージシャンとともに、エッジの効いたストレートなロックを展開している。
収録曲
01NUCLEAR ATTACK
02LOVE YOU TO MUCH
03IT HURTS
04BLACK AND BLUE
05RETRIBUTION DRIVE
06LONG GOODBYE
07THE LIE
08SOMEONE
09LET ME LOVE YOU ONCE BEFORE YOU GO
10FOR THOSE WHO DARE