ミニ・レビュー
若き音楽監督アルミンクがシュミット畢生の大作を取り上げた新日フィル定期公演のライヴである。伝道者的な思い入れではなく、音楽へのひたむきな情熱が合唱やオケからこうした集中力を引き出すのだろう。リドルの見事な歌唱が演奏に奥行きを与えている。
ガイドコメント
「七つの封印を有する書」は、ブルックナーに師事したオーストリアのフランツ・シュミット晩年の大作である。作風は後期ロマン派。日本ではめったに演奏されない曲が、アルミンクの的確な指揮のもとで熱気を帯びて展開される。
演奏
クリスティアン・アルミンク指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 栗友会合唱団 増田のり子(S) 加納悦子(A) ヘルベルト・リッペルト,吉田浩之(T) クルト・リドル(BS) 室住素子(OG)