ミニ・レビュー
これは理屈ではなく、アタマで聴いてしまっては不幸になる音の愉悦だ。まったくタイトルにあるとおり、ベルリンの諸君からパリへの賛美の数々が演じられる。オケ奏者たちのアンサンブルの妙と音楽への自発性という、下手な(?)音楽家には相反するテーマが鮮やかに解決づけられていく。パリかベルリンか。
ガイドコメント
ベルリン・フィルのチェリスト全員で構成されている“12人のチェリストたち”による、4年ぶりとなるクロスオーヴァー・アルバム。今回はパリにゆかりのある音楽を集めていて、深々とした響きがまことに心地よい。
収録曲
01パリの橋の下 (ヴァンサン・スコット)
02パヴァーヌ (フォーレ)
03ピガール (ユルメール)
04残されし恋には (フランス映画「夜霧の恋人たち」主題歌) (シャルル・トレネ)
05亡き王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル)
06女は女である (フランス映画「女は女である」) (ミシェル・ルグラン)
07パリの花 (ブールテイル)
08月の光 (ドビュッシー)
09ばら色の人生 (ピエール・ルイギ)
10パリの空の下 (フランス映画「巴里の空の下〜セーヌは流れる」主題歌) (ユベール・ジロー)
11ジムノペディ第1番 (サティ)
12人間の顔 (プーランク)
13プレリュード ロ短調 (12人のチェロ・ヴァージョン) (ショパン)
録音
(1)(6)(9)〜(11)2009.8 (2)〜(5)(7)(8)(12)2010.1