ミニ・レビュー
気品漂う舞台姿で一世を風靡したリーザ・デラ・カーザ。1950年代の瑞々しい歌声を味わえるR.シュトラウスである。凛とした佇まいのアラベラ、しなやかな情感を湛えたアリアドネに聴き惚れる。ベームの好サポートを得て才気煥発たる「4つの最後の歌」も絶品。
収録曲
R.シュトラウス:
014つの最後の歌〜眠りにつく時/9月/春/夕映えの中で
02歌劇「ナクソス島のアリアドネ」op.60〜「全てのものが清らかな国がある」
03歌劇「カプリッチョ」op.85〜月光の音楽/お兄さまはどちら?/明日のお昼の11時に!/いいえ、それは心の中で燃えている/あなたの愛は私に向かって/あなたを映し出すマドレーヌの愛
04歌劇「アラベラ」op.79〜この人は私に相応しい人ではないわ
05歌劇「アラベラ」op.79〜本当にわたしのための人が…そうわたしは自分に言ったのです
06歌劇「アラベラ」op.79〜マンドリカ、それは良かった
演奏
リーザ・デラ・カーザ(S) (1)カール・ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (2)(3)(5)ハインリッヒ・ホルライザー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (4)(6)ルドルフ・モラルト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音
(1)53.6 (2)(3)(5)54.4 (4)(6)52.5