ミニ・レビュー
自作曲中心のアルバムでデビューしたシンガーがスタンダードやポップ系の名曲を歌った2008年の第2作。ピアノ・トリオをバックに穏やかな空気感を醸し、声の魅力をアピールする「青い影」、繊細かつ艶やかな表現が確かな技術を伝える「フィーヴァー」、気怠さが心地よい「ゴット・ブレス・ザ・チャイルド」など粒揃い。キンクスのカヴァー「サニー・アフタヌーン」の粘っこさもいい。
ガイドコメント
16歳でコンペティションにて受賞するなど作曲の才を早くから開花させていたシンガー、ヘイリー・ロレンのアルバム。厚めの毛布のような安心感をともなった歌声と、ポップスとジャズの間を自由にかつ自然に往復する身軽さが魅力。
収録曲
01THEY OUGHTA WRITE A SONG
02A WHITER SHADE OF PALE
03BLUE SKIES
04AUTUMN LEAVES
05FEVER
06GOD BLESS THE CHILD
07MY RAINBOW RACE
08PERHAPS, PERHAPS, PERHAPS
09HOW SHOULD I KNOW
10SUMMERTIME
11I DON'T MISS IT THAT MUCH
12THE DOCK OF THE BAY
13AS TIME GOES BY
14FREE TO BE LOVED BY ME
15I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR
16DANGER IN LOVING YOU
17SUNNY AFTERNOON
演奏
ヘイリー・ロレン(VO) マット・トレダー(P) マーク・シュナイダー(B) ブライアン・ウエスト(DS) ティム・マクラフリン(TP)