ミニ・レビュー
10ヵ月ぶり36枚目のマキシ・シングルは、4曲入りのボリューム感のある一枚。タイトル曲はスピッツらしいポップさを含んだロック・ナンバー。カップリングは佐橋佳幸がペダル・スティールやマンドリンを担当したカントリー色の強い曲。「恋する凡人」と4曲目の「つぐみ」は2010年のツアーのライヴ・ヴァージョンをいち早く収録した。
ガイドコメント
結成21年目となる2010年6月にリリースとなる、通算36作目のシングル。「君は太陽」に続く約10ヵ月ぶりのシングルで、アレンジャー/プロデューサー/ベーシストとして活躍する亀田誠治との共同プロデュース作だ。
収録曲
01つぐみ
青い空とキラキラと輝く水面を想わせる、爽やかで生き生きとしたサウンドが出色の36thシングル。運命よりもはるかに微かな確率で出会った大切な人に告げる“愛してる”。気恥ずかしいけど真面目に伝えなきゃ……という心持ちを映す歌唱が、優しい温もりを生んでいる。
02花の写真
のどかな田園風景が浮かぶようなカントリー色で彩られたナンバー。陽気なサウンドのなかで歌われる、毎年送る花の写真が切れそうで切れない二人の仲を繋いでる……という、ちょっぴり切なくも温かい詞世界が微笑ましい。
03恋する凡人 (Live from SPITZ JAMBOREE TOUR 2010)
04つぐみ (Live from SPITZ JAMBOREE TOUR 2010)