ミニ・レビュー
“映画に使われたクラシック”ならぬ“小説に使われたクラシック”。もちろんこの選曲は、村上春樹の『1Q84』がベースになっている。だからここでは演奏がどうこうではなく(小澤征爾の演奏も選ばれているが)、曲と小説の世界に浸り切ることが肝要かも。
ガイドコメント
小説に登場するクラシック曲を集めた企画盤の第2弾。オイストラフの名演で楽しめるシベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」を中心に、選りすぐりの名演奏を並べている。小説の世界をより深く楽しめる一枚だ。
収録曲
01シンフォニエッタ〜第1楽章 アレグレット (ヤナーチェク)
02ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47 (シベリウス)
03交響曲第5番嬰ハ短調〜第4楽章 アダージェット (マーラー)
04弦楽四重奏曲第67番ニ長調op.64-5 Hob.3-63「ひばり」〜第1楽章 アレグロ・モデラート (ハイドン)
05ゴルトベルク変奏曲BWV988〜アリア (J.S.バッハ)
06「クラヴサン合奏曲集」第1コンセール〜クリカン/リヴリ/ヴェジネ (ラモー)
07謝肉祭op.9〜パガニーニ間奏曲 (シューマン)
08楽劇「神々の黄昏」〜ジークフリートの葬送行進曲 (ワーグナー)
演奏
(1)小澤征爾指揮 シカゴ交響楽団 (2)ダヴィド・オイストラフ(VN) シクステン・エールリング指揮 ストクホルム・フェスティヴァル・オーケストラ (3)クラウス・テンシュテット指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 (4)スメタナ弦楽四重奏団 (5)マリア・ティーポ(P) (6)マリア=テクラ・アンドレオッティ(FT) ヤン・ウィレム・ヤンセン(HC) クリストフ・コワン(VG) イレーヌ・トロワ(VN) (7)アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P) (8)マリス・ヤンソンス指揮 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団