ミニ・レビュー
日本のジャズ・シーンで異彩を放つサックス奏者の、リーダー作(2005年発表)が再発。タンゴ、ボサ・ノヴァなど、ラテンの悦楽と遊び心が横溢し、しかも精妙にさまざまな仕掛けが仕組まれた、物語的起伏に富んだ音のタペストリー。ペペ・トルメント・アスカラールのライヴ演奏が追加収録されている。
ガイドコメント
2005年発表の菊地成孔初のリーダー・アルバムに、ボーナス・トラックを追加した再発。“官能と憂鬱”“ラテン”をキーワードに、色彩豊かな楽曲を収録。カヒミ・カリィら豪華ゲスト・ヴォーカルにも注目だ。
収録曲
01LOUNGE TIME 1
02NOCTURNE FOR MACHIKO KYO
03THE LOOK OF LOVE
04JORGE LUIS BORGES
05パリのエリザベス・テイラー (存在しない)
06THE LATINA ELIZABETH TAYLOR
07LOUNGE TIME 2
08LOUNGE TIME 3
09CORCOVARD
10ルペ・ベレスの葬儀
11CRAZY HE CALLS ME
12SONG OF THE LATINA ELIZABETH TAYLOR
13ルペ・ベレスの葬儀 (Live Ver.)
演奏
菊地成孔(SAX,VO) (3)(11)カヒミ・カリィ(VO) 他
録音
(1)〜(12)2004.9〜2005.3 (13)2009.12