ミニ・レビュー
ここだけの話、私などこれを聴いて、一気に高校時代のテンションに戻ってしまった。いや、何とも懐かしい。けれど単なる回顧ではなく、あの「タルカス」がオケ版という新しい衣装をまとって復活したのだ。そこがまた嬉しいし、演奏の炸裂ぶりも同様。
ガイドコメント
「タルカス」は、70年代のプログレ・ロック・バンド、ELPが71年に発表した2ndアルバムに収録された20分強におよぶタイトル曲。吉松隆が原曲に忠実にオーケストレーションを施した。刺激的で大いに楽しめるアルバムだ。
収録曲
01タルカス (オーケストラ版) (エマーソン&レイク/吉松隆編)
02BUGAKU (黛敏郎)
03アメリカ Remix〜弦楽四重奏曲「アメリカ」によるピアノとオーケストラのための (ドヴォルザーク/吉松隆編)
04アトム・ハーツ・クラブ組曲第1番op.70b (吉松隆)
演奏
藤岡幸夫指揮 東京フィルハーモニー交響楽団 (3)中野翔太(P)