ミニ・レビュー
イタリアの尖鋭的古楽集団イル・ジャルディーノ・アルモニコのコンマス、オノフリの無伴奏曲集(一部ヴァイオリンの二重奏あり)。有名なバッハのオルガン曲「トッカータとフーガ ニ短調」や、なかなか奇怪なテレマン「ガリヴァー組曲」など、圧倒的なテクニックと音楽性で聴き手をねじ伏せる。脱帽。★
ガイドコメント
イタリアを代表するバロック・ヴァイオリニスト、オノフリの魅力が詰まったアルバム。バッハ「トッカータとフーガ ニ短調」のヴァイオリン版をはじめ、バロック・ヴァイオリンの妙技がたっぷりと楽しめる。
収録曲
01トッカータとフーガ ニ短調BWV565 (ヴァイオリン独奏版) (J.S.バッハ/オノフリ編)
02ソナタ第10番ト短調「すてられしディドーネ」 (ヴァイオリン独奏版) (タルティーニ/オノフリ編)
03無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジア第1番 変ロ長調TWV40:14 (テレマン)
04ロザリオのソナタ集〜パッサカリア ト短調 (ビーバー)
05ガリヴァー組曲TWV40:108 (テレマン)
06無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジア第9番ロ短調TWV40:22 (テレマン)
07無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジア第12番イ短調TWV40:25 (テレマン)
08ソナタ イ長調B.A16 op.1-13「パストラーレ」 (特殊調弦をしたヴァイオリンによる、ヴァイオリン独奏版) (タルティーニ/オノフリ編)
09リチェルカータ第3番 (バッサーノ)