ミニ・レビュー
真ん中が兄妹の共演、前半が妹、後半が兄という珍しいソロの分配である。妹の方がなめらかで太い音色だが、カルミナSQの個性ある音も魅力。特にモーツァルトではノン・ヴィブラートを強調、一方のブラームスはスケールが大きく変化に富んでいる。
ガイドコメント
マイヤー兄妹とカルミナSQとの初共演アルバム。妹のザビーネがモーツァルト、兄のヴォルフガングはブラームス、そして兄妹の「断片」での共演と聴き応え十分だ。カルミナSQとも優れたアンサンブルを聴かせている。
収録曲
モーツァルト:
01クラリネット五重奏曲イ長調K.581
02クラリネット、バセットホルンと弦楽三重奏のための楽章 (アレグロ)ヘ長調K.580b (フランツ・バイヤー補作)
03クラリネット五重奏曲ロ短調op.115
演奏
ザビーネ・マイヤー(CL) カルミナ四重奏団 (2)(3)ヴォルフガング・マイヤー((2)バセットホルン,(3)CL)