ミニ・レビュー
マイケル・ブレッカー・バンドでも活躍した精鋭ベーシストの優れた音楽性、創造性が見事に発揮された作品。曲によって用いられるストリングスも効果的で、曲それぞれに豊かな空間的奥行きがあり、クリス固有の“時間”の感興を写し描いたかのような音の風景が広がっていく。詩情を湛えたトリオ演奏も秀逸。★
ガイドコメント
デンマークが生んだオールラウンド・ベーシストによる2010年作品。共演のピーター・アースキンらも非常に懐の深い演奏家であり、オーケストラを含む本作は、ジャズの枠を優に飛び越えている。
収録曲
01THE COST OF LIVING
02ARTHOS 2
03FRED HVILER OVER LAND OG BY
04RAIN
05オール・イズ・ピース
06VIENNA WOULD
07I SKOVENS DYBE STILLE RO
08JULIO AND ROMIET
09DEAR MOM
10ROMANZA
演奏
クリス・ミン・ドーキー(B) ラリー・ゴールディングス(P) ピーター・アースキン(DS) ヴィンス・メンドーサ指揮 ザ・メトロポール・オルケスト