ミニ・レビュー
ロシア出身の二人の逸材による注目盤。レーピンの真骨頂である、煌びやかさとパワーを融和させたフォルテのめくるめくような美しさをフルに活かし、“ロマン派の魅力”をダイナミックに堪能させる。ルガンスキーとの信頼に裏打ちされた一体感が完成度をグッと押し上げている点も特筆。★
ガイドコメント
レーピンのDGからの4枚目。初のソナタ・アルバムである。3曲とも初録音となる。ルガンスキーという最強のパートナーを得て、レーピンの演奏が冴え渡っている。ヴァイオリン・ファン必聴のアルバムと言える。
収録曲
01ヴァイオリンとピアノのためのソナタ (ヤナーチェク)
02ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番ト長調op.13 (グリーグ)
03ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調 (フランク)
演奏
ワディム・レーピン(VN) ニコライ・ルガンスキー(P)