ミニ・レビュー
演奏会場や用途に応じて、いろいろな版を作成することはある。この曲の場合も、オケとピアノによる原曲、ピアノのみ、ピアノと弦楽五重奏、ピアノ2台の版があり、ピアノだけのものはショパン自身の編曲。カツァリスのサラリとした演奏で聴き比べよう。
ガイドコメント
1作ごとに注目すべきコンセプトでアルバムを発表しているカツァリスによる、ショパンのピアノ協奏曲第2番を4ヴァージョン収録した前代未聞のアルバム。しかも4人の手による2台のピアノ版は多重録音である。
収録曲
ショパン:
01ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op.21〜ピアノと管弦楽のための
02ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op.21〜独奏ピアノのための (ショパン編)
03ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op.21〜ピアノと弦楽五重奏のための (ライヴリー編)
04ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op.21〜2台ピアノのための (ショパン、エキエル、カミンスキ、フォンタナ編)
演奏
シプリアン・カツァリス(P) (1)エドヴァルド・チヴジェリ指揮 クイーンズランド交響楽団 (3)ハイデルベルク交響楽団弦楽五重奏団
録音
(1)2010.6 (2)2010.7 (3)2010.9 (4)2010.8