ミニ・レビュー
バイロイトをはじめヨーロッパ各国の主要歌劇場や音楽祭に出演し続けている世界を代表するメゾ・ソプラノのひとり、藤村実穂子の意外にも初のソロ・アルバム。本作は2009年の日本公演からドイツ歌曲を集めたライヴ録音で、舞台で鍛え上げた表現力をベースに、いくぶん抑制された歌唱が胸をうつ。
ガイドコメント
ヨーロッパを中心に名だたる歌劇場に出演し、メゾ・ソプラノを代表する歌手として活躍している藤村実穂子の、初のソロ・アルバム。本人の強い希望で実現した日本公演の模様を収録している。ファン待望の一枚だ。
収録曲
01泉に寄せてD.530 (シューベルト)
02春にD.882 (シューベルト)
03ギリシャの神々D.677b (シューベルト)
04泉のほとりの若者D.300 (シューベルト)
05春の想いD.686b (シューベルト)
06ヴェーゼンドンク歌曲集 (ワーグナー)
07私の想いのすべてop.21-1 (R.シュトラウス)
08君は心の冠op.21-2 (R.シュトラウス)
09ダリアop.10-4 (R.シュトラウス)
10私の心は黙り、冷たいop.19-6 (R.シュトラウス)
11二人の秘密をなぜ隠すのop.19-4 (R.シュトラウス)
12リュッケルトの詩による歌曲集 (マーラー)
13夕映えの中でD.799 (シューベルト)
14明日!op.27-4 (R.シュトラウス)
演奏
藤村実穂子(MS) ロジャー・ヴィニョールズ(P)