[Disc 1]
01君に届け
多部未華子、三浦春馬ら出演の映画『君に届け』主題歌用に書き下ろし5thシングル。ストリングスの効いたドラマティックなアレンジが映える爽やかなポップ・チューンで、“今届け 君に言えずにいた「I love you」”と真っ直ぐに想いを綴る歌唱が胸を打つ。
02two of us
アルバム『Fantasia of Life Stripe』に先駆けてレンタル限定で発表されたフジテレビTWO『あいのり2』主題歌。エフェクトの効いたギターのアンサンブルをバックに、君が笑ってくれれば僕の生きる意味はそれで十分と宣言する。
03reboot〜あきらめない詩〜
温かなギターのアルペジオの幕開けから一転、ストリングスとドラムロールでスケールの大きなサウンドを奏でる4thシングル。現実を受け入れつつ、涙したあとには新たな希望に手を伸ばそうと歌う山村のヴォーカルがなめらかに響く。
04Snowy Nights Serenade〜心までも繋ぎたい〜
頬に触れて消える白い雪を幸せにたとえたミディアム・バラード。鈴やウィンドチャイムなどクリスマスを想わせる音色をフィーチャーしながらしっかりとボトムを支えるアレンジは、バンドとしてのアンサンブル能力の高さを感じさせる。
05東京哀歌
上京した若者の希望と苦悩を綴るミディアム・ポップ。挫折を知り、人の痛みを知りながら“今日も夢を見てもいいかな?”と想いを綴る。後半に向けてストリングスやブラスが加わり、ドラマティックに盛り上がるアレンジが感動的。
06Music Surfer
イントロの浮遊感のあるギター・リフを中心に、推進力のあるリズムで進んでいくポップ・チューン。“涙はリバーブに変えてしまえ”“悲しみや失望は深みを出すためのエフェクター”など、音楽用語が多く登場する歌詞がユニーク。
07僕はここにいる
切なさや憂いを帯びたサウンドが特色なポップ・ナンバー。鍵盤によるアクセントが効いたゆったりとしたイントロから後半で一気に展開。いま僕がいる“此処”から道を作り自分らしく未来へ歩いていけばいいと優しく背中を押してくれる。
08君のための100のもしも
エフェクトの効いたギターにうねるベースが絡むイントロが印象的なミディアム・ポップ。もう戻らないと理解しながらも“君のための100のもしも”を用意しながら暮らしているよ、と綴る歌詞が切ない。要所に仕掛けどころを入れたアレンジも楽しい。
09この時代を生き抜くために
細かいギターのカッティングがクールなロック・ナンバー。ストリングスなどを入れずにバンド・サウンドを中心にしたワイルドなアレンジに乗せ、容赦ない現実を突きつけながらも“僕らはまだ 夢を見れる”と高らかに宣言する。
10流れ星
ドラマティックで爽やかなflumpoolらしいサウンドが心地よいアップ・ナンバー。離れてしまった君を想い描き、思い出は必ず明日への糧になると歌う山村のヴォーカルが心にしみる。流れ星を想起させるウィンドチャイムが効果的。
11ギルト
“背徳、あやまち”という重めのタイトルが名付けられたエモーショナルなミディアム・バラード。タイトルどおり許されぬ愛を歌っており、夢も現実も放り出して世界の淵でも迎えにいくよと綴る歌詞が今までに無いテイストを感じさせる。
12しおり
イントロのアルペジオをはじめ、ギターのアンサンブルが印象的なアップ・チューン。仲間たちと笑いあい歌いあった輝かしい日々に挟んだはずの“しおり”が見つからず探しているんだという歌詞に合わせ、切迫感のあるサウンドが展開する。
13ベガ〜過去と未来の北極星〜
尼川元気(Ba)が作曲を手がけたロック・チューン。空間系のエフェクトを多用したサウンドに乗せて、離れてしまった君への強い想いを歌う。ベーシストならではのリズムを大きくとらえた伸びやかなメロディが印象的。
14残像
三浦春馬主演のTBS系ドラマ『ブラッディ・マンデイ-シーズン2-』主題歌の3rdシングル。大切な人を失った悲しみを歌ったミディアム・バラードで、村山達哉が手がけたスケールの大きなストリングス・アレンジが彩りを添える。
[Disc 2]〈Fantezie Muzicala de Curcubeul Vietii(Fantasia of Life Stripe〜Bloody Remix〜)/Red Dracul Scar Tissue〉
01Pentru tine (君に届け)
Red Dracul Scar Tissueによる「君に届け」のカヴァー。エッジーなサウンドやエフェクトの効いたヴォーカルなど、爽やかな歌詞とは真逆の“BLOOD ROCK MUSIC”らしいアレンジだ。
02Noi doi (two of us)
Red Dracul Scar Tissueによる「two of us」のカヴァー。色鮮やかなアンサンブルで柔らかな雰囲気を持った原曲を、ダンサブルなテクノ風に大胆アレンジ。不穏な空気を醸し出すサウンドはドラキュラの根城を想起させる。
03reboot〜nu ma las de poezia asta〜 (reboot〜あきらめない詩〜)
Red Dracul Scar Tissueによる「reboot〜あきらめない詩〜」のカヴァー。音数を減らし張りつめた緊張を感じさせるアレンジに、ノイズが混じったようなエレクトロニカ風の味付けが印象的。
04Serenada de noapte inzapezita〜vreau sa fiu cu tine〜 (Snowy Nights Serenade〜心までも繋ぎたい〜)- SERENADA DE NOAPTE ホNZAPEZITA - VREAU SA FIU CU TINE - -
Red Dracul Scar Tissueによる「Snowy Nights Serenade 〜心までも繋ぎたい〜」のカヴァー。恐怖を感じさせるほどに澄み切った音色で奏でるイントロから、エレクトロなビートが刻むサビへの展開で惹きつける。
05Elegie pentru Tokyo (東京哀歌)
Red Dracul Scar Tissueによる「東京哀歌」のカヴァー。原曲と同じようにバンドを主体としたアレンジながらそのテイストは真逆。デッドな音で激しく暴れるビートに不協和音のようなコード感が、ダークなヴォーカルにハマっている。
06Surfer de muzica (Music Surfer)
Red Dracul Scar Tissueによる「Music Surfer」のカヴァー。推進力のあるリズムで展開した原曲とは異なり、極端に音数を排したイントロで幕を開ける。ギターが後ろで暴れまわるラストのサビの美しさは格別。
07Sunt aici (僕はここにいる)
Red Dracul Scar Tissueによる「僕はここにいる」のカヴァー。荒れ果てた広大な大地を想起させるような、寂しさと美しさを帯びたサウンドが印象的。独特なコード感がなんとも言えない浮遊感を漂わせている。
08Spun‘daca'100 de ori pentru tine (君のための100のもしも)
Red Dracul Scar Tissueによる「君のための100のもしも」のカヴァー。サスペンス映画のBGMようなストリングスやオートチューンを使用したヴォーカルが、漠然とした焦燥感や不安を抱かせる。
09Sa supravietuiesti acum (この時代を生き抜くために)
Red Dracul Scar Tissueによる「この時代を生き抜くために」のカヴァー。エッジの効いたギターのカッティングが印象的な原曲とは異なり、かなりカオティックなアレンジ。“過酷な時代”を描いた歌詞の世界にはむしろあっている。
10Stea cazatoare (流れ星)
Red Dracul Scar Tissueによる「流れ星」のカヴァー。爽やかな風が吹き抜けるような原曲のイメージとは異なりゆったりとした壮大なサウンドによるアプローチを披露。メロディの美しさが際立っている。
11Vina (ギルト)
Red Dracul Scar Tissueによる「ギルド」のカヴァー。シリアスなテーマを扱った歌詞を持つ楽曲ながら、ここでは逆にエレクトロニカ風のコミカルなサウンドを展開。彼らの遊び心と懐の深さを感じさせる。
12Semn de carte (しおり)
Red Dracul Scar Tissueによる「しおり」のカヴァー。打ち込みでしっかりとビートを打ち出しながら、浮遊感のあるアンサンブルが覆う。肉感的なヴォーカルとの乖離が掴みどころのない雰囲気を作り出している。
13Vega〜Polaris de trecut si viitor〜 (ベガ〜過去と未来の北極星〜)
Red Dracul Scar Tissueによる「ベガ 〜過去と未来の北極星〜」のカヴァー。教会で歌っているかのような厳かな雰囲気を持ったイントロから一転、ハードロック調のヘヴィなサウンドへと展開。ヴォコーダーなどのエフェクトも印象的。
14Urma (残像)
Red Dracul Scar Tissueによる「残像」のカヴァー。美しいピアノが映える原曲がエレクトロ・ロック風のアップに変身。一気に広がりを持つメロディが展開するサビで思い切って音数を減らすなど、大胆なアプローチを見せている。