ミニ・レビュー
国生さゆりがヒットさせたバレンタイン・ソングの定番曲のカヴァー。オリジナルより少々速めのテンポ設定で、天井知らずにキュートさを振りまく走り隊の魅力が爆発する。さらに驚嘆すべきはカップリング2曲における80年代アイドル歌謡の確信犯的再現。郷愁感萌えがここでも爆発。
ガイドコメント
ニッポン放送『渡り廊下走り隊 7(セブン)』のラジオ番組内企画ユニット、渡り廊下走り隊7によるシングル。番組と同じく渡り廊下走り隊の5人にプラスして、AKB48から小森美果、岩佐美咲の2名を加えたメンバーでキュートな魅力を振りまいている。
収録曲
01バレンタイン・キッス
渡り廊下走り隊からは通算7枚目、渡り廊下走り隊7名義ではデビュー曲となる1stシングル。86年発表の国生さゆり with おニャン子クラブのカヴァーで、ポップな弦によるアレンジがファンシー。いつの時代にも変わらない、バレンタイン前日のトキメキを歌う。
02ソミソミラシラ
“愛はソミソミラシラ〜”のフックが耳に残るアイドル歌謡。面と向かって大好きと言えない代わりに口ずさむ秘密のメッセージを“ソミソミラシラ”のメロディに託した、けなげな気持ちが愛らしい。華やかなホーンを添えた、カラフルなレトロ・ポップスだ。
03夕陽のいじわる (渡辺麻友)
渡辺麻友によるソロ。彼が待ち合わせに遅れて門限が近づくもどかしい気持ちを昭和アイドル歌謡にあつらえている。“学生街”“プラタナスで待ち合わせ”といった句や“夕陽のいじわる〜ッ”のベタなセリフなど、どこまでも昭和な詞とまゆゆの甘い声が絶妙にマッチ。
04バレンタイン・キッス (Instrumental)
05ソミソミラシラ (Instrumental)
06夕陽のいじわる (Instrumental)