ガイドコメント
前作から約6年ぶりとなる、2011年3月9日発表の9枚目のアルバム。アニメ『戦国BASARA 弐』オープニング・テーマ「SWORD SUMMIT」や初CD化音源となる「Lakers」など、タイアップ多数の楽曲を18曲収録。
収録曲
01CLOUD NINE (instrumental)
02Pearl in the shell
“イナズマロックフェス2010”で披露され、西川と浅倉が久々のステージ共演を果たしたことでも話題を呼んだナンバー。高速のデジタル・サウンドで疾走しながら、“貝殻の中の真珠”のような君への想いを歌い上げる。
03Naked arms
PS3/Wii用ゲームソフト『戦国BASARA3』オープニング・テーマの23rdシングル。力強いビートとともにサビでは西川の歌声がエネルギッシュに響きわたるアップ・チューンで、ゲームの世界を意識した歌詞が綴られている。
04resonance
05Imaginary Ark
06水に映る月
洗練された清らかなサウンドが新鮮なミディアム・ナンバー。互いに以前の恋人を忘れられぬまま出会った二人を描いた切ない物語が展開。エモーショナルな西川の歌声や見事なコーラス・ワークが、絶妙な温度感を与えている。
07Wasteland Lost
ハードなビートに加え、ヘヴィなギターとシンセサイザーによるバッキングでグングンと前に押し進めるアップ。“生き急ぐのが正義”だと、どん欲に力強く宣言する。エフェクトを多用したヴォーカルも良いアクセント。
08Thousands Morning Reflain
アルバム恒例の“TMR(タイトルの頭文字)”ソングで、ストリングスやピアノの音色を効果的に用いた壮大なバラード。独りの辛い時間を超え、君に出会うことのできた感謝を歌う。仰々しすぎる感のあるサウンドも、西川のヴォーカル力で丁度いいバランスに。
09SWORD SUMMIT
「Naked arms」との両A面で、TBS系アニメ『戦国BASARA弐』オープニング・テーマとなった23rdシングル。剣と剣がぶつかり合うような効果音や和モノ風の味付けなど、アニメの世界をしっかりと表現した仕上がり。
10crosswise
1109 (nine)Lives
絶妙に感情の抑揚をつけた西川の歌唱とシリアスでダークなサウンドが、全編にわたってどこか物悲しい雰囲気を漂わせるナンバー。抽象的で掴みどころのない歌詞が綴られ、曲中に登場する台詞では神秘的な言葉が並べられている。
12Fate and Faith
浮遊感のあるサウンドが印象的なミディアム・アップ。“Fate(運命)and Faith(信仰)”というタイトルにも表われているとおり、“冒涜”“受けた咎”“啓示”といった単語が多く登場する。デュエットかのようなヴォイス・エフェクトも効果的だ。
13Reload
柴崎浩が奏でるアコースティック・ギターのアルペジオが印象的な温かなナンバー。“どれだけ疲れても絶対することに、TV以外に恋することを伝えたい”といった、身近なものを多く取り入れた歌詞がじんわりと胸に響く。
14Fortune Maker
デジタルなサウンドに葛城哲哉の奏でるエモーショナルなギターが絡むナンバー。うまくいかない日々にうんざりしながらも、チャンスを待って狙い打てと背中を押してくれる。しゃがれ気味にがなるような西川の歌唱が頼もしい。
15soul's crossing
16Lakers
17Save The One、Save The All
TMRらしいハードなデジタル・サウンドで進むアップ。アニメ映画『劇場版 BLEACH 地獄篇』主題歌の24thシングルで、同アニメの主人公である“一護”にかけた“Save The One(一を護れ)”というタイトルがニクい。
18vestige-ヴェスティージ-