ミニ・レビュー
オーボエ奏者にありがちなナルシストっぽい吹き方ではなく、どこかシャキッとした佇まいが凛々しさすら漂わせるベルリン・フィル首席のマイヤー。『ボンジュール・パリ』と名付けられた当アルバムは、その名のとおりフランスの作品ばかりを集めたもの。ヘイゼルによる手慣れた編曲も魅力的。
ガイドコメント
ベルリン・フィルの首席オーボエ奏者、マイヤーのフランス近現代作品集。フォーレやドビュッシーらの有名曲から気鋭の作曲家オーデルマットの作品までを収録し、オーボエの魅力にあふれた一枚となっている。
収録曲
0124の前奏曲第1巻〜亜麻色の髪の乙女 (ドビュッシー)
02パヴァーヌop.50 (フォーレ/ヘイゼル編)
03月の光 (ドビュッシー/ヘイゼル編)
04花時計 (フランセ)
05オーボエと管弦楽のための3つの映像op.18〜第1曲 夏 (オーデルマット)
06亡き王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル/ヘイゼル編)
07シシリエンヌop.78 (フォーレ/ヘイゼル編)
08フランス民謡の主題による幻想曲op.31 (ダンディ)
09ジムノペディ第1番 (サティ/ヘイゼル編)
10クロリスに (アーン/ヘイゼル編)
演奏
アルブレヒト・マイヤー((1)(3)(4)(5)(6)(8)OB,(2)(7)オーボエ・ダモーレ,(9)(10)コール・アングレ) マティアス・メニウス指揮 アカデミー・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ