ミニ・レビュー
珍しくて気の効いた選曲がまず目をひく。フィッシャーのソロは相変わらず絹の肌触りのように柔らかく、瑞々しさも一杯である。クライツベルクの指揮も良い。雰囲気がたっぷりで、明るくくすんだ音色も最高である。残念なのはこれが彼の追悼盤になったこと。
ガイドコメント
2010年のコンサートでは卓越したピアノも披露した、フィッシャーのヴァイオリンと管弦楽のための作品集。ショーソンの有名曲やレスピーギ「秋の詩」といった珍しい曲などを収録。異なる背景を持つ佳作を見事に弾き分けた一枚だ。
演奏
ユリア・フィッシャー(VN) ヤコフ・クライツベルク指揮 モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団